ウデマエの仕組み

このウデマエメーターの仕組みについては海外のハッカーの OatmealDome 氏が解析していたのでその結果を日本語で報告したいと思います。

当記事では大まかにしか紹介しないので、もしも詳細に興味がある方は氏の記事を読まれると良いと思います。

https://oatmealdome.me/blog/an-in-depth-look-at-the-splatoon-2-ranking-system

ウデマエゲージ

スプラトゥーン 1 ではウデマエは C-から S+までありました。

そのウデマエゲージは 0 から 99 までの数字が表示されており、勝つと数字が増え、負けると減ります。そして 99 に達するとランクが上がり、0 になるとランクが下がります。

02memo 日記 (opens new window)

同様にスプラトゥーン 2 では C-から X までのウデマエがあります。

しかし、ウデマエ X 以外では 0 から 99 までの数字が表示される代わりにウデマエメーターと呼ばれるバーが表示されるだけ内部的な数値は確認できません。

Splatoon(スプラトゥーン) (opens new window)

ヒビが四つ入ったときに OK ラインに達していればウデマエキープとなり、達していない場合はウデマエが一段階下がります。

昇格・降格ポイント

  • 1 試合で 10-20 ポイントがもらえる(S+の場合は 9-20 ポイント)
  • OK ラインは S ランクまでは 40、S+以降は 50 ポイントで到達できる
  • S+以上であれば割れたときに 1 段階だけ下がる
  • ランクが下がると持っていたポイントの 40% が引き継がれる

加えて、表示されている通常のウデマエメーターに加えて隠されている降格メーターが存在し、昇格メーターと同じように 0~100 までの数値で管理されています。

降格メーターが 100 に達するとウデマエが降格し、25 ポイントごとにヒビが入ります。また、90 ポイントに達するとピンチが表示されます。

要するに降格ポイントが 100 貯まる前に昇格ポイントが 100 貯ればウデマエが上がるってことです!

C- ~ S+

C~S S+
最大獲得(昇格/降格)ポイント 20 20
最小獲得(昇格/降格)ポイント 10 9
OK ライン 40 50
ひび割れライン 25 ごと 25 ごと
ピンチライン 90 90
最大飛び級 4 10

X

X
王冠 500 位以内
降格ライン 2000
月内降格ライン 1900
ランク表示ライン 2000
必要バトル数 10
最大初期パワー 2300
最小初期パワー 2000
初期偏差 150

ガチパワーについて

ガチパワーと X パワーはグリコ 2 レーティングで計算されています。

グリコ 2 レーティングはプレイヤーの上手さを評価する指標の一つであり、同様の仕組みに有名なイロレーティングがあります。グリコ 2 レーティングはイロレーティングを改良したもので、イロレーティングが抱えていた様々な問題点を解決しています。

獲得ポイントについて

勝ったときに昇格ポイントがいくら貰えるか、負けたときにいくら降格ポイントが貯まるかは、レーティング差だけで決まります。

レーティング差は「自分のレーティング」と「相手チームの平均レーティング」であるので、相手がどのくらい強いかは関係ありますが、仲間がどれだけ強いかは一切関係しません。

また、どれだけキルしたかや、ノックアウト勝ちだったかどうかなども一切考慮されません。

シミュレーション

おおよそのポイントの変動を考えてみます。

例えば自分のレーティングが 1500 で、相手チームの平均レーティングが 1700 の場合を考えてみましょう。このとき、おおよその期待勝率は相手チームが 76%、こちらが 24%になります。

こちら 相手
ガチパワー 1500 1700
勝率 24% 76%

ここで、どちらのチームが勝ったかによって内部のレーティングは次のように変化します。

こちら 相手
ガチパワー 1500 1700
勝率 24% 76%
こちらが勝ったとき 1524(+24) 1676(-24)
相手が勝ったとき 1492(-8) 1708(+8)

つまり、自分のガチパワーが 1500 で相手のガチパワーが 1700 であれば勝てば昇格ポイントが 24 貯まり、負ければ降格ポイントが 8 貯まるということになります。

ただし、昇格ポイントは最大でも 20 しかもらえないし、降格ポイントは最低でも 10 はもらうのでこの場合は「勝った場合には 20 ポイント、負けた場合には 10 ポイント」という感じになると思います。

自分が強いほど昇格しにくい

自分が強ければ強いほど、相手に対する期待勝率が上がるので昇格ポイントはもらえなくなります。

相手チームの平均ガチパワーより 150 程度も高ければ、勝ったときに得られる昇格ポイントは最低の 10 になってしまいます。

勝ったときにゲージが全然貯まらないというのは「相手チームがかなり弱かった」か「自分が相手チームよりもかなり強かった」のどちらかであると言えます。

昇格・降格に勝数は関係ない

ここまで読めばわかると思いますが、あるウデマエ帯で何回勝ったかはウデマエの昇格・降格に全く関係しません。

「何回勝ったのにウデマエゲージが全然貯まらない!」とか「何回しか負けてないのに割れた!」とかは全然関係ありません。

豆知識

OK ラインまでに必要な勝利数

C- ~ S S+
OK ライン 40 50
最低獲得昇格ポイント 10 9
OK ラインまでの最悪勝利数 4 6

S+以降であれば勝てば必ず昇格ポイントが 9 入るので、OK ラインである 50 までは六回勝てばいいことになります。

S 帯までであれば勝てば少なくとも昇格ポイントが 10 貯まり、OK ラインも 40 なので四勝すれば確実に OK ラインに到達します。

四敗ではメーターは割れない

四敗では最高でも降格ポイントが 80 しか貯まらないので絶対に割れず、六勝すれば OK ラインに到達できるので、基本的には五回負ける間に六回勝てばウデマエが維持できます。

毎回降格ポイント 20 をもらうことは稀だと思うので、11 戦 6 勝 5 敗のペースであれば少なくともウデマエが維持できます。これは勝率に直すとおよそ 54.5%です。

勝率五割あればウデマエは上がる

一度でウデマエキープをするとそこまで貯めていた昇格ポイントの 40%が引き継がれます。

C- ~ S S+
OK ライン 40 50
ゲージ割れ直後最低ポイント 16 20
OK ラインまでの必要ポイント 24 30
OK ラインまでの必要最悪勝数 3 3

つまり、上のような表になるのでゲージ割れでウデマエキープできたのであれば次は 3 勝すれば必ず OK ラインに到達できます。

ゲージが割れるには必ず五回負ける事が必要なので、次は 8 戦 3 勝 5 敗でウデマエキープができます。これは勝率に直すと 37.5%になります。

よって、一度でも OK ラインに到達すればそのウデマエを維持するのに勝率 40%もあれば十分だということです。長期的な勝率が 5 割もあればゆっくりとウデマエは上がっていきます。