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自分が買ったMacbook Proは2019年モデルで、最初からBootCamp運用するのがわかっていたので128GBでは絶対足りないなーってことで256GBを使っています。
で、買ってからそろそろ一年経つので「新型でるから見てみるか」となったわけですね。
SSD容量が圧倒的に足りない
家族も全員Macbook Pro使っているんですが、メインはWindowsなので256GBのSSDをMac 56GB, Windows200GBという感じで分けています(実際には256GBは240GBくらいしかないのだがそれは割愛する)
で、それはそれで困らないようだったので自分も256GBモデルを買ったのですがこれは大きな失敗でした。
というのもWindowsにVisual Studio、MacにXCodeをインストールするとインストールしただけで20GBくらい容量を消費してしまうためです。
OS自体が30~40GBくらい消費するので正直言って、全く足りません。
BootCampを使ってプログラミングをしようと考えているなら最低でも512GBは必要でしょう。
メモリが圧倒的に足りない
メモリについてはカスタマイズしなかったのですが、8GBで足りるだろとか考えていたら足りませんでした。
SSDほどカツカツって言うわけではないですが、Chromeを立ち上げて検索しながらXCodeを弄っていると全然足りないです。
12GBみたいな中途半端な容量があればそれで足りると思うのですが、ないのでおとなしく16GBを買おうと思います。
CPUは微妙に足りない
キャプチャボードを持っているのでたまに録画したりするのですが、エンコード方式としてソフトウェアエンコードを選択するとプリセットをmain以上にすると重くてフレームドロップしてしまいます。
ハードウェアエンコードすれば問題ないのですが、ハードウェアエンコードは画質があんまり良くないのでやりたくないよなあっていう感じです。
まあでも、上の二つに比べたら微々たる問題かと。
新型13インチ MacBook Pro
公式サイトで簡単な比較ができるのでやってみました。
左から順に「2020年4ポートモデル」「2020年2ポートモデル」「2020年M1モデル」となっています。比較対象として2019年2ポートモデルが欲しかったのですが、ないので残念。
2020年2ポートモデルは2019年モデルからキーボードがちょっと変わった以外はすごく大きな変化はないみたいでした。
ストレージに関してはまあぶっちゃけどうでもいいのですが、驚くべきは値段の差で54000円も差があるだなんて何かがバグっているとしか。
いろいろオプションつけたとはいえ、自分が買ったMacは総額20万円くらいしただけに13万円弱のこの値段がちょっと信じられないですね。
なにかトリックがあるのではないかと思うので探っていきましょう。
M1 CPUとは
今までAppleはずっとIntelのCPUを採用してきたのですが、ここにきて独自CPUを展開してきました。
で、このM1 CPUというよくわからんCPUなのですがアーキテクチャ的にはARMに該当するようです。
ARMといえば消費電力はめっちゃ少ないけどそれ以上にスペックが死ぬほど低いことで有名なAtomが思い出されるのですが、大丈夫なんでしょうか。
気になるスペックについては海外のベンチマークサイトが計測してくれているみたいです。
ここの情報を信じるのであればハードウェアエンコードにも対応している上に、スペックもIntel i7シリーズ(もちろんモバイルだが)と遜色ないスコアがでているようですね。
Intel vs Apple
じゃあここで気になるのはIntelのCPUとAppleのM1がどのくらい性能差があるかということである。
54000円の差がどこで発生しているのかはわからないが、もしCPUだけで発生しているのであればこれはとんでもないことである。残念なことにスペックについてはちょろっと書かれているが、型番が書かれていないので似ている性能のCPUと比較することにした。
今回選んだのはi5 1038NG7というCPUでコア数、周波数、モバイル向け、L3キャッシュ容量が同じという「まあ大体同じやろ」と考えても悪くなさそうなCPUである。
更に、GeekBenchでも既にスコアが発表されているという情報をくわいさんから頂いたので見てみた。
うん、たしかにこれはすごそうだ。
2269カナダドルなので日本円にして約18万円ということになる。一括だとめんどくさいけど、分割ならアリアリのアリといった感じ。
新型について思ったこと
性能は旧モデルに比べて格段に良くなってそうであり、しかも安くなっていてなんだこりゃといった感じですね。
というわけで、みなさんもMacデビューしてみてはいかがだろうか。
そんなことより帰国の準備を進めなきゃいけない!!!!
自身を天才と信じて疑わないマッドサイエンティスト。二つ上の姉は大英図書館特殊工作部勤務、額の十字架の疵は彼女につけられた。
コメント
すみません。記事と関係ない話で申し訳ないのですが、CFWを導入しているSwitchなんですが、eShopなどを利用したい時、StockじゃBANされて無理ですかね?やっぱり解除しないといけないですか?
改造系の記事はたくさんあるので、以後関係のある内容のコメントをお願いします。
CFWでeShopにアクセスするのは確実にBANされますが、試したいのであればどうぞ。StockないしはOFWであればBANされないのは確認済みですが、改造したセーブデータなどを使っている場合はやはりBANされる可能性があります。
てかStockからCFW起動出来なくね
最大と書くあたり Apple らしい宣伝方法ですが、容量を16GBと512GBに揃えると価格差は一万五千円くらいですよ。しかしそれでもある差はM1でモジュール化されているからだと思います。しかし何より恐ろしいのはM1のコア数だと思います。
消費電力を抑えれる設計で実現できた8コアでしょうけど、電気代を考えてもいい買い物になる気がします。常時1Wの負荷で家庭用の電気料金は毎月20円くらいになりますが、台数が多いとこの費用減にかなり効果があると思います。
昔 Xserve G5 とそれを使ったスパコンが話題になりました。最近の macOS Server はほとんどの機能がなくなり寂しい思いをしていたのですが、法人向けの展開もまだまだ考えていそうな気がして少し期待しています。
レビュー記事によると、歴史があるだけに arm の 32 bit 命令は随分ややこしいことになっているらしいですが、64 bit 命令専用にしたことで見通しが良くなって最適化しやすくなり、CPU の性能向上につながっているらしいです。
いろいろ読んでて気がつきましたが、Catalina で 32 bit を打ち切った時点で自社設計の CPU を使うことは決まっていたのだと思います。
Apple 設計の CPU は iPhone の進化とともにあったと言えますが、iPhone で自社設計の CPU を採用した頃から Mac もいずれそうなると噂はありました。
Apple は当初 iPhone の CPU を Intel にしようとしていたそうですが、採算が合わないからと断られたそうです。Intel は iPhone の需要予測を見誤ったらしく、実際には採算の合う数の出荷数になったのだとか。
そう言えば Intel は Intel で Itanium とかいう 64 bit 設計の CPU がありましたが、来年で製造を終えるそうです。x86 が市場を席巻したがゆえに互換性がなく売れなかった Itanium は、現在の状況を予言していたかのようで、大変な皮肉だと思います。
CPU の組み込み命令に sin などがありますが、結果に丸め誤差どころではない誤差があって理論計算の結果の評価で問題になったことがあると聞いたことがあります。実際 Linux などではソフトウェアで実装されているそうです。互換性を引きずることで見通しが悪く問題になることもあるのでしょうね。