適切な赤イクラと金イクラのレートを求めるのは難しい

背景

サーモンランにおいて最終目標はW3をクリアすることなのだが、W3をクリアするためにそれぞれ四人のプレイヤーがどのくらい活躍すればいいかの指標が欲しいわけである。

そもそも、クリアするのにキケン度MAXであれば21+23+25=69の金イクラが必要になり、これは絶対条件である。

ただし、このとき69個の金イクラを誰が運ぶかまでは求められていない。

一人で69個納品してもいいし、四人でそれぞれ17個ずつ(1個足りないがそこは誤差で)納品しても良いわけである。

一人で69個納品というのはハードルがかなり高いので、やはり一人あたり15~20個納品するというのが理想だろう。

しかし、納品しに帰っているということはカタパッドやタワーなどの必然的にコンテナから遠いところにあるオオモノを無視するという結果になる。

全員がそれをしていてはクリアできないので、何人かは “誰かが納品している間にカタパッドやタワーの面倒を見る” という作業がどうしても必要になってくる。

要するに、金イクラを運ぶことを犠牲にしてオオモノ討伐数と赤イクラを得ることになるわけだ。

金1=20pt、赤1=1pt換算でみんな1000pt前後あるので楽にクリアできる部屋と想像できるし実際やりやすかった。全く一概には言えない数字だけどやっぱりその辺が参考値になる感じはする

https://twitter.com/ame_aplysia/status/1150783327378399232

あめふらさない氏(@ame_aplysia)の考察によれば、だいたい金と赤の比重が20:1だと体感的に概ね納得できるようだ。

これは非常に大雑把な評価だが、評価方法はシンプルなものがいいし、客観的に見てもこの評価は大きく的を外しているというわけでもなさそうだ。

でもどうせならもうちょっと突き詰めてみたいよね?

評価方法

インク消費量をコストとして考え、オオモノ一体を倒すのに必要なコストを計算した。

オオモノはグリルとキンシャケ以外は金イクラを三つ落とすので計算が楽だし、どのオオモノがどのくらい赤イクラを落とすかもわかっている。

今回は大雑把に、支給されたブキが平均的にスプラシューター程度のインク効率を持っているもの仮定して計算を進めました。

HPPowerInkEff
コジャケ4031.14%2.63
シャケ10062.86%2.10
ドスコイ4001311.43%1.14
タマヒロイ10062.86%2.10
バクダン300158.57%1.75
ヘビ5001614.29%1.12
テッパン500, 11001614.29%0.51
タワー60 * 71714.00%1.21
モグラ12001775.00%0.23
コウモリ100, 900212.86%0.82
カタパッド0, 36018150%0.12

HPはシャケの体力、Powerは撃破時にドロップする赤イクラの数、Inkは倒すのに必要なインク消費量、Effはインク1%で得られる赤イクラの数である。

こうしてみると、ぶっちぎりでカタパッドの効率が悪いことがわかる。

なにしろ、インクを150%も消費して赤イクラが18と金イクラ3つがコンテナから遠いところに落ちるからだ。モグラも相当にインク効率が悪いが、移動速度が早くコンテナまで寄せやすいことを考えるとこのくらいのインク効率の悪さはご愛嬌だろう。

というかインク効率という観点で見ると、モグラを遠くで倒すというのはカタパッドを一体余計に増やしているのと同じくらいの愚行だということである。

普段モグラに何気なくボムを入れている人でも “カタパッドが一体増えるようなもの” と言われるとなんとなくその愚かさのイメージが掴めるのではないだろうか。

オオモノシャケ

さて、それぞれのシャケたちに対するインク効率がわかったところでシミュレーションをしてみよう。

今回はキケン度MAXでオオモノの出現に概ね偏りがないと仮定しよう。

オオモノの出現数はノルマ-1なので、W3合計で66体のオオモノがでるはずである。オオモノの種類は七種類なので以下のような分布でオオモノが出現したとする。

オオモノ名出現数総赤イクラ
バクダン10150
ヘビ9144
テッパン10160
タワー9153
モグラ10170
コウモリ9189
カタパッド9162

カタパッドは片翼残しをする方が多いので、各WAVEとも出現上限数で止まったと考えている。

これだけで全てのオオモノ赤イクラを計算すると1128となる。

ザコシャケ

キケン度MAXであればザコシャケの出現重みはわかっているので、それに従って計算するだけである。

ただし、ドスコイだけは同時出現数が七体の制限があるので、これはしっかりと考慮しなければいけない。

ザコシャケが同時に何体出現するのかは不明だが、同時活動数というパラメータが存在し、それを元に計算すると平均的にザコシャケは27体出現しているようだ。

ザコシャケの出現数には上限がないので、倒せば倒すだけこの上限27体に引っかかるようにいくらでもリスポーンしてくるという点は覚えていただきたい。

さて、ここで出現率に基づいてザコシャケが出現し、常にザコシャケが上限数にひっかかっていることを考えよう。

このとき、おおよそザコシャケ27体の分布は以下のようになる。

オオモノ数出現数総赤イクラ
コジャケ1.85.4
シャケ18108
ドスコイ7.293.6

つまり、常にザコシャケによる赤イクラはマップ上に207個程度存在していることになる。

このうちどのくらいの割合でシャケが倒せるかということになるのだが、ここでは計算を簡単にするためにインクロックや射撃準備時間はないものとして考える。

すると、出現中の27体を全て倒すのに135.77%のインクを消費する。

スプラシューターは100%のインクを撃つのに600Fかかる。

100%のインク回復には180Fを必要とするので、35.77%であれば65Fである。

つまり、回復に65F、射撃に816Fの合計881Fかかるという計算である。

ということは、もしも四人で出現しているシャケを常に倒すことができれば881Fごとに207個の赤イクラが手に入る計算になり、これだけでW3までに4566個の赤イクラが取得できることになる。

ところが実際には多めに見積もっても平均的には赤イクラは合計2000~2500個であることが多いので実際にはその25%程度しか倒せていないのだと思う。

オオモノによる赤イクラが常に1000個程度あるので、ザコシャケによる赤イクラは1500程度のはずだという計算。

考察

ここで一度しっかりと情報を整理しておこう。ここまでの話は以下のような流れであった。

  • オオモノが平均的に湧けば合計で1128個の赤イクラがある
    • オオモノを全て倒せば198個の金イクラがある
    • MAXクリアは69個なので回収率35%があればクリアできる
  • ザコシャケは常にフィールドに平均的に27体存在する
    • 出現率から考えるとフィールド上の赤イクラの期待値は207個
    • 実際に倒せているのはその25%くらい

さて、基本的な情報は求めることができたのだが、如何せんここから先がかなり難しい。

正確に値を求めようとすればするほど仮定が多くなってしまい、そのどれかの仮定が適当でない場合に誤った結果が得られてしまうからだ。

なにしろ、オオモノ一体を倒して得られる赤イクラの数はドスコイ一匹を倒すのと対して変わらないのだ。

オオモノを倒す平均的な時間・オオモノを倒した場合の平均回収率・オオモノの寄せにかかる時間など、考えるべき事項が多すぎる。

本来ならこの記事で全て書きたかったのだが、どうも長くなりすぎる気がするので今回はここで一旦筆を置くこととする。