IPSwitch
IPSwitchとはAtmosphereで使える.ips形式のパッチ出力ツールのこと。
これがあるだけでわざわざ自分で.ipsファイルを書かなくてもコードを実際に使える形式に変換してくれます。
現在の最新版は0.2.1で長らく動きがないのですが安定版なので問題ないでしょう。
まずはIPSwitch本体をダウンロードしてSDカードのswitchフォルダ内にコピーします。
Kosmosなどでatmosphereを導入済みの場合は既にswitchフォルダがあるはずです。

するとipswitch.nroというファイルがあるので、同じ場所に適当なファイル名でフォルダを作りましょう。
このフォルダはコードを見分けやすくするためのもので、必須というわけではありません。

あとはそのつくったフォルダの中にpchtxt形式のコードファイルをコピーします。
コードは移植と開発の二通りの入手方法があります。
また、インターネットで誰かが公開しているものを使うという手も考えられます。
移植方法については下記の記事でGHIDRAを用いたやり方を詳しく解説しているのでどうぞ。
またGHIDRAやIDA Proを使ったコードの開発方法についても簡単な記事を書いているので参考にどうぞ。
Switch側の設定

HBMからIPSwitchを起動します。

Toggle Patch Text ContentsでAボタンを押して進めます。

今回は4.8.0向けのコードを有効化したかったので480pchtxtでAボタンを押すと、ファイル内に記述されているコードがロードされます。
赤色表示は無効化されているコードなので有効化したいものでAボタンを押して逐次好きなようにカスタマイズしてください。
いくつか検証用のコードが残っていて恥ずかしい限りです。

カスタマイズができたら最後にYボタンを押して.ipsファイルを出力します。
All Doneと表示されたらコード出力が完了したのでホームボタンを押してゲームを起動しましょう。
自身を天才と信じて疑わないマッドサイエンティスト。二つ上の姉は大英図書館特殊工作部勤務、額の十字架の疵は彼女につけられた。
コメント
そんなことは置いといて、
このコード(ネットであったやつ)
// Rival Fix [Shadow]
@disabled
010E51C4 0D000014
010E5228 E0031FAA
これをARM64で変換すると、
ld1sb {z1.d}, p3/z, [x16, z17.d, sxtw]
b #0x38
ldnp w1, w3, [x16, #0x90]
mov x0, xzr
となるんですけど、実際に使ってみて、効果がわかりませんでした。
教えてくださると幸いです。
b #0x34
mov x0, xzr
010E51C4 0D000014
010E5228 E0031FAA
のうち010E51C4と010E5228はアドレスなのでARM64のコードではありません。
b #0x38は0x38後ろの命令に無条件分岐(IF文で処理を分けたいときなどに使います)
mov x0, xzrはX0レジスタに0を代入するという命令ですね。
使ってみてというのは、IPSwitchでやってみたということです。
ちなみにこのコードは5.3.0のコードです。
b #0x34
mov x0, xzr
とはどういう意味ですか?
↓
0D000014 E0031FAA
これのARM64へんかんですね?
ネットで Splatoon2のチートコードを貰ったのですが.pchtxtにぶちこむ方法ってなんですかね?
コードをもらったのであればすでにpchtxt形式だと思うのでそのままipswitchフォルダ内に入れてください。
テキストでもらったのであればご自身でpchtxtの空ファイルを作成してオフセットやnsobidの情報を書き込んでください。
どのようにしてpchtxt形式の空ファイルを作成するのですか?
適当にテキストファイルで作成して、拡張子をpchtxtに変更するだけです。