超速 #1 押さえ込み

超速とはゴキゲン中飛車に対して有力とされている戦法である。
超速研究の第一回はゴキゲン中飛車の押さえ込みについて学ぶ。

  1. 押さえ込み
  2. 攻めの手筋
検証にあたってはyaselmo(R4000超の強豪ソフトであり、アマチュアでこのソフトに平手で勝てる人間はほとんどいないレベルの強さ)を使用し、解析にあたっては重要な分岐点は1局面あたり5億ノード、サブ分岐に関しては10秒で検討させるものとする。

超速は先手番で使える対ゴキゲン中飛車最有力の戦法である。

初手からの流れ

▲7六歩 △5四歩 ▲2六歩 △3四歩 ▲2五歩 △5二飛 ▲4八銀 △5五歩 ▲6八玉 △3三角 ▲3六歩

後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金v玉v金v銀v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・v飛 ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ 角 ・ 玉 ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=11 ▲3六歩 まで

△5五歩と突いたのを確認してから▲3六歩とするのが超速のポイント。
これを5四歩の状態で突いてしまうと、角交換されて△5五角の飛車銀取りをかけられて参ってしまう。

後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金v玉v金 ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・v飛v銀 ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 銀 ・ 歩|七
| ・ 角 ・ 玉 ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
後手番
手数=13 ▲3七銀 まで

先手は5五の地点を無視して銀をどんどん繰り上がっていく。
この次に▲3六銀と指せれば超速の完成である。
超速が何故ゴキゲン中飛車に対して有力とされているかというと、容易に飛車先突破を許さないという点にある。ここで、先手超速に対してゴキゲン中飛車が強引に飛車先を突破しようとしてきた時にどうやって受けるかを解説する。

△5六歩速攻が成立しない理由

超速が完成するとゴキゲン中飛車側は一気に攻め倒すことができないので、▲3六銀の前に飛車先を交換しようとするのは当然の一手。
では、それぞれのタイミングで後手が飛車先交換を試みた時の評価値とその時の対応を確認しよう。

▲3六歩

早々に飛車先交換を試みる手だが、これは悪手。

後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金v玉v金v銀v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・v飛 ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・v歩 ・ 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ 角 ・ 玉 ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=12 △5六歩 まで
*検討 時間 02:18.0 深さ 31/47 ノード数 500009323 評価値 418
読み筋 ▲同 歩(57) △同 飛(52) ▲3七桂(29) △6二玉(51) ▲3三角成(88) △同 桂(21) ▲6五角打 △5一飛(56) ▲4三角成(65) △3二金(41) ▲3四馬(43) △5五角打 ▲7七桂(89) △7二玉(62) ▲2四歩(25) △同 歩(23) ▲同 飛(28) △4二銀(31) ▲7八玉(68) △8二玉(72) ▲6八金(69) △4三銀(42) ▲同 馬(34) △同 金(32) ▲2二飛成(24) △4二歩打 ▲5六歩打 △4四角(55) ▲5五銀打 △6二角(44)

▲3七桂が大事な一手で、これをしないとたちまち角交換をされて△5五角打とされてゲームセットである。▲3七銀も良さそうだが、玉頭が寂しく、やや不安が残る。
△6二玉に代えて角交換をしてくる場合は▲同銀 △7六飛に▲7七銀とするのではなく、▲2四歩(+601?)が好手。飛車に銀を当てて先手を取る必要はない。

△同飛とする前に角交換をする手も同じ進行になるのでここでは省略する。

△7六飛(+733)と横歩を取ってくるのは先手から角交換をして▲6五角の両取りや、飛車先の歩を突いて2筋突破がある。実際には角交換後の▲2四歩は後手は絶対に手抜けないので、角を打ってしまうより前に▲2四歩とする方が良い。手駒をいきなり打ってしまうのは味消しである。

Point △3二銀は2筋の受けになっていない

いずれにせよ、先手からの角交換に対して後手は△同桂としか取れないので2筋が受からない。となると、角交換後に△同銀と形良くとれるのを狙った△3二銀も良い手に見える。
しかし、これには先手の強烈な攻めが炸裂する。それが▲2四歩 △同歩 の歩の突き捨て後に角交換をし、飛車桂両取りを無視した▲4五桂(+973)!!

後手の持駒:角 歩二
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金v玉v金 ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v銀 ・v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩v歩 ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 桂 ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・v飛 ・ 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ ・ ・ 玉 ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ 金 ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 歩
後手番
手数=21 ▲4五桂 まで

攻め合いをするなら△5五角とするくらいだが、両取り逃げるべからずの格言通り、両取りを無視して3三桂不成!!

  1. △同桂
    ▲2四飛 △9九角成 ▲5七歩打 として飛車の利きを遮断してから▲2一飛成や▲7七角で先手優勢。
  2. △同角
    ▲7七角(+1001)として角交換で邪魔な角を消して先手優勢。
  3. △2八角成
    ▲4一桂成(+1633)が王手で金がとれる先手で、△同玉に▲6五角(+1584)と打って勝勢。飛車が横に逃げれば▲4三角成で頭金までの詰めろがかかり、△4二飛と合駒するしかないが落ち着いて▲2一馬と桂馬を拾っておく。

こちらには全く詰めろがかからないので相手の攻めは基本的に放っておいて良い。

後手の持駒:飛 桂 歩二
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金 ・v玉 ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩 ・ ・v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩v歩 ・|四
| ・ ・ ・ 角 ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・v飛 ・ 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ ・ ・ 玉 ・ 銀 ・v馬 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ 金 ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:金 銀 歩
後手番
手数=27 ▲6五角 まで

▲3七銀

▲3六歩のタイミングでは△5六歩からの飛車先突破は成立しないことがわかった。では後手も一手自陣に手を入れて▲3七銀のタイミングで仕掛ける場合はどう対応するのだろう?
△5六歩 ▲同歩 △同飛 ▲2四歩 △同歩 と歩の突き捨てを行ってからバッサリと角交換を行なう。

後手の持駒:歩二
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金v玉v金 ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・v銀 ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩 馬 ・v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩v歩 ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・v飛 ・ 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 銀 ・ 歩|七
| ・ ・ ・ 玉 ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 歩
後手番
手数=19 ▲3三角成 まで
  1. △同桂
    ▲4六銀(+511)と超速の形を完成させて先手有利。
  2. △同銀
    ▲6五角打(+516)と飛車取りと▲4三角成狙いの角を打って先手有利。
△同桂の時に▲6五角打とすると、△5五飛という受けの妙手がある。▲8三角成と馬は作れるが、次の△8五飛とまわる手が馬取りと飛車成の両狙いで受けられない。

というわけで、後手は容易に飛車先の歩を切れないので駒組みを進める。
つまり、先手番であれば飛車先を切られる前に▲3七銀は指せるのである。

後手の駒組み

後手は容易に攻められないので、駒組みをすすめる。この時の後手の定跡は△4二銀と銀を繰り出す形か、△6二玉と玉を囲う形かのどちらかである。

△4二銀型

これは最終的に△4四銀として銀が向かい合った形を目指すものである。この形を銀対抗と呼び、対超速として最も使われる定跡の一つである。

後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金v玉v金 ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・v飛 ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・v銀v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ 銀 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ 角 ・ 玉 ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 銀 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=16 △4四銀 まで
先手は二枚銀で対抗!

定跡化された進行は▲7八玉 △6二玉 ▲6八銀 △7二玉 ▲7七銀 である。

後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金 ・v金 ・v桂v香|一
| ・ ・v玉 ・v飛 ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・v銀v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ 銀 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 銀 歩 歩 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ 角 玉 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
後手番
手数=21 ▲7七銀 まで

先手は銀を二枚繰り出していくのがポイントで、五筋を制圧するのが狙いである。このタイミングで後手には選択肢が生じる。△8二玉と玉を囲うのを優先するか、△5六歩と飛車先交換をするかである。何故このタイミングで飛車先交換をするかというと、このタイミングを逃すと▲6六銀とされて飛車先が切れなくなってしまうからである。

△8二玉 ▲6六銀 △5六歩 は何故成立しないか
それは▲同歩 △同飛 とした場面で▲5五歩と飛車を閉じ込める手があるためである。
後手の持駒:歩
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金 ・v金 ・v桂v香|一
| ・v玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・v銀v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ 歩 ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 銀v飛 銀 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ 角 玉 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
後手番
手数=27 ▲5五歩 まで

これは後手の飛車が狭く、取られてしまいそうな恰好なので先手有利。

△5六歩の場合

以下の進行は▲同歩 △同飛 ▲6六銀 △5一飛。

後手の持駒:歩
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀v金v飛v金 ・v桂v香|一
| ・ ・v玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・v銀v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 銀 ・ 銀 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 桂 ・ 歩|七
| ・ 角 玉 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ 金 ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩
手数=27 ▲3七桂 まで

これを4四銀飛車先交換型の基本図とする。

△8二玉の場合

以下の進行は▲6四銀 △7二金 ▲3七桂。

△7二金は木村美濃を目指した指し方で、△7二銀と通常の美濃囲いと違って離れ駒がなくなるというメリットが有る。
後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v銀 ・ ・v金 ・v桂v香|一
| ・v玉v金 ・v飛 ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・v銀v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 銀 ・ 銀 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 桂 ・ 歩|七
| ・ 角 玉 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ 金 ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
後手番
手数=25 ▲3七桂 まで

これを4四銀型の基本図とする。

△6二玉型

定跡の進行は▲3七銀 △7二玉 ▲4六銀(超速の完成) △8二玉 ▲7八玉 △7二銀 ▲6八銀 △3二金 ▲7七銀。

後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・v銀v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・v飛 ・v金 ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ 銀 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 銀 歩 歩 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ 角 玉 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
後手番
手数=21 ▲7七銀 まで

後手は△7二銀に代えて△7二金として木村美濃を目指す方針もあるが、ここは△6二玉を優先させた場合は美濃囲いを目指す場合が多い。こちらの方が将来的に銀冠などに移行するなど柔軟に指せるためである。
▲7七銀まで進んだこの局面は後手からすると△5六歩の一手で、ここで交換しないと次に▲6六銀と出られると銀の応援が間に合わず、5五の歩をタダで取られてしまうためである。
もちろん▲6六銀とされてから飛車先交換をすれば、これは4四銀型のときと同じように▲5五歩打で飛車が閉じ込められてしまう。
△5六歩 ▲同歩 △同飛 ▲6六銀 △5一飛 ▲5五銀右 △5四歩打 ▲4六銀

後手の持駒:歩
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v飛 ・v銀v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・ ・ ・v金 ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ 銀 ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 銀 ・ ・ 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ 角 玉 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩
後手番
手数=27 ▲5五銀 まで

先手の狙いはこの▲5五銀右で次に▲5四歩打と押さえ込む手や、▲5八飛と回り込んで五筋を逆襲する狙いがある。後手はそれをされては困るので△5四歩打とする一手。
これには先手は▲4六銀と引くしかなく、一手損だが後手に歩を打たせたことに満足する。

後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v飛 ・v銀v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・ ・ ・v金 ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・v歩 ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 銀 ・ 銀 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ 角 玉 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ 金 ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩
後手番
手数=29 ▲4六銀 まで

これを6二玉型の基本図とする。