PS3 Hackが最近熱いらしい

PS3について

PlayStation 3(プレイステーションスリー、略称: PS3)は、2006年11月11日に発売された家庭用ゲーム機。2006年発売ながら、ヘテロジニアスマルチコア構成のCPUであるCell Broadband Engineを新規開発して搭載しており、Cellの中の8個のSPEをシェーダや物理シミュレーションに用いるなど、2010年代に広く普及するAPUやGPGPUに繋がるような先進的な思想の下で設計が行われている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

13年も前のゲーム機にもかかわらず未だに解析が進んでいるというのが驚きですね。

汎用アーキテクチャでないCellを採用していたこともあり、難攻不落のコンシューマゲーム機として君臨し続けた時期もありました。

FW4.84

現段階で最新のファームウェアは4.84です。

任天堂と異なり、公式HPで配布されているのが良いですね。

バージョン4.84で更新される主な機能

システムソフトウェアにおいて、動作の安定性を改善しました。

さて、肝心のHackの話なのですがPS3は4.83でPs3Xploitの対策を行いました。

これはPS3にCFWを導入するために必要不可欠な脆弱性だったので、これが塞がれたということはFW4.83以降ではCFW導入が不可能になったことを意味します。

つまり、FW4.84とは更に念には念を入れて万全を期したファームウェアということになります。

なぜPS3が再熱したか

先程述べたようにSONYがFW4.83でPs3Xploitの対策を行ったため、PS3のHackはFW4.82までで止まっていました。

そこに疾風の如く登場したのが4.84 HFW(Hybrid Firmware)です。

HFW 4.84とは

HFW4.84

すごく簡単に言えば4.83で対策されたPs3Xploitを最新であるFW4.84で有効化するためのFW。

PS3はより新しいFWへのアップデートは制限されていないので、4.84(OFW)→4.84(HFW)とアップデートすることで再びCFWなどが使えるようになるというわけです。

HFW4.84でできるようになること

  1. PSNにアクセスできる
  2. CFWがインストールできる[1]
  3. HANが使えるようになる

[1] CFWがインストールできるのは、後述するダウングレード可能/ハック可能であるPS3(要するにCECH-3000/4000以外)限定です。

HFW4.84はOFW4.82とほとんど同じ状態ですので、OFW4.82=HFW4.84と考えて問題ありません。

https://www.psx-place.com

この章を要約すると、FW4.84以下で現状Hackできなくて困っている人はとりあえずHFW4.84をインストールしておこうということです。

PS3 Hackの現状

ぼく自身がPS3 Hackから遠ざかっていたということもあり、最近の動向がさっぱりわからないのでいろいろなサイトを参考にさせていただきました。

CFW

以前はFW3.55までのPS3であればCFWをインストールすることができましたが、現在ではFW4.82(もしくはHFW4.84)以下かつ初期FWが3.56以下であればCFWがインストールできるようです。

実は数年前でも初期FWが3.56以下であればE3 Flasherと呼ばれる機器をPS3を分解してはんだ付け(もしくはクリップ付け)することで強制的にFW3.55にダウングレードすることができました。

FW3.55はCFWを自由に導入できたのでそこから最新のCFWがインストールできる、というような状態でした。

ところが現状ではSoftware Flash Writerというツールを使うことでE3 Flasherの代用になるようです。

簡単に言えば「分解・はんだ付けが必要でハードルが高かった作業がソフトだけで行えるようになった」ということです。これは便利ですね。

PS3はアップデート時にネットワーク認証を行わないので、システムアップデートは任意のバージョンに行えます。

なのでFW3.54の本体を(現在最新でない)FW3.55にアップデートすることは可能です。ただし、インストールされているFWよりバージョンの低いFWへのダウングレードはできません。

#初期FWの見分け方

さて、先程Software Flash Writerというツールを使うことで初期FWが3.56以下であればCFWが導入できることは述べました。

つまり、これから購入したい/既に所持しているPS3が初期FW3.56以下かどうかが確認したいわけです。

実はPS3本体の型番で簡単に見分けられるのでそのリストを掲載します。

型番初期FW
CECH-25xxA*3.60
CECH-25xxB*3.60
CECH-30xxA3.65
CECH-30xxB 3.65
CECH-4xxxA4.31
CECH-4xxxB 4.11
CECH-4xxxBC4.11

ここに載っていないのであればCFW導入可能です。

CECH-3xxxモデルとCECH-4xxxモデルは絶対にCFW導入不可です。

ただし、CECH-25xxモデルは初期FWが3.40 -3.60のどれかなので一概に導入不可とは言い切れません。

更にタチが悪いのは25xxのxxの部分に入るのは初期FWと全く関係ないということです。

つまり、CECH-2500とCECH-2512があったとして、どちらがより初期に発売されたものかはわからないということです。

ちなみにxxの部分に入るのはSKUリージョンサフィックスです。

一例を挙げるとすればxxが00であれば日本版PS3です。国内で流通しているPS3のほとんどはCECH-2500A/Bだと思います。

https://www.psdevwiki.com/ps3/SKU_Regioning

もう新品なんてないんだろうなあと思ったらCECH-20xx(CFW導入可)のPS3がアマゾンで販売されていました。

新品の値段しか載っていませんが、マケプレの中古だと7000円~8000円程度のようです。

見た目は全く同じですが、下のリンクのPS3はCFW導入不可の可能性があります。

間違って購入しないようにしましょう。

#CECH-2500A/B

実はこれも初期FWを確認する方法があります。

ただし、実機を起動することが必要なので店舗で確認することができません。

どうしてもCFWを導入したい場合にはCECH-2500モデルの購入は避けるべきでしょう。

上記URLからMinVerChkをダウンロードして解凍します。

rarで圧縮されているのでwinrar等を使って解凍しましょう。

MinVerChk

FAT32でフォーマットしたUSBメモリの中にPS3フォルダをつくり、更にその中にUPDATEフォルダをつくります。

できたらその中にPS3UPDAT.PUPをコピーしましょう。

どうしてもよくわからんという方はSONYが公式で解説してくれているのでそれを読みましょう。

コピーができたらUSBメモリをPS3に差し込みます。

システムアップデート

システムアップデートを選択し、「記録メディアからアップデート」を選択します。

“本機にインストールできるアップデートデータはバージョンx.xx以上です。”

と表示されれば成功です。

うちのPS3では再現できず

ちなみに特殊な改造を施している場合は、MinVerChkを使わずともインストール可能な最小バージョンが表示されます。

更に、アップデートファームウェアを本体HDDに保存できるので一度更新をしてしまえばUSBメモリさえ不要になります。

Software Flash Writer

さて、現状のFWが4.82以下で初期FWが3.56以下であることが確認できたらいよいよCFWを導入しましょう。

訳あって手元の環境では実験できないので、実際にCFWを導入した方の記事をご紹介します。

なにかあっても責任はもてないですし、先述のとおり手元で検証もできないので質問にはお答えできません。

Ps3Xploit HAN

ではCFWがインストールできない新型のPS3は為す術がないのかというとそうではありません。

対策済み(というと語弊がありますが)PS3にはPs3Xploit HANと呼ばれるツールが存在します。

まず最初にHANという名前ですが、これはHEN(Homebrew Enabler)とは異なります。したがって、multiMANなどは起動させることができません。

multiMANが起動しないということはディスクからバックアップをとることができません。

バックアップできないんじゃ意味ないじゃん…??

ところがHANはバックアップはできないものの、バックアップの起動はできるらしいです。

これって海賊行為を推奨しているだけでは?と思ったのですが、どうやら違うみたいです。

が、手順が恐ろしく長いので普通にCFWが導入できるPS3を購入するほうが絶対に早いです。

下記の記事で実際にHANでゲームのバックアップを起動するための手順が描いてありますが、長すぎてとても自分で検証する気にはなれませんでした。

まとめ

今回は全く技術面に触れずに、ただざっとPS3 Hackについてつらつらと述べつつ現状をまとめるだけの内容になってしまいました。

Ps3Xploit HANについては技術的に可能ではあるものの、わざわざこんなことをやりたくないので普通にCFWが導入できるPS3を買いましょう。

というかまさか今頃になってPS3の記事を書くことになるとは思っていなかった…